「善女のパン」(魔女のパン)独りよがりの善意はろくなことにはならない

 朝ドラ「カムカムエヴリバディ」

深津絵里さんの『るい編』になってから

おもしろくなってきました。

オダギリジョーさんがまたいい雰囲気。

毎朝楽しみです。

先日お話の中に「善女のパン」というお話が出てきました。

オー・ヘンリー作「魔女のパン」とも呼ばれる作品です。


「善女のパン」

オー・ヘンリーというと「最後の一葉」「賢者の贈り物」が有名ですが

「善女のパン」は始めて知りました。


ざっくりとしたあらすじ

パン屋の女店主マーサが、いつも古くて安いパンを買いに来る青年に好意を寄せます。

きっと貧しくて安いパンしか買えない、爪が絵の具で汚れているからきっと画家だと妄想しました。

ある日、いつものようにパンを買いに来た青年に、

バレないようにこっそりとバターを塗って渡します。🍞🍞

ありがとうと言ってくれると思って…ところが青年は怒鳴り込んできました。

青年は実は建築技師で、製図の消しゴム代わりに安いパンを買っていました。

いつものようにパンで消そうとしたらバターが塗ってあった為に、

コンペに出そうと3ヶ月かけて書いた製図が無茶苦茶になってしまった…というお話。


独りよがりの善意はろくなことにはならない

よく事情がわからないのに事実確認せず、

勝手な思い込みからから出た行動はろくなことにはなりませんってところでしょうか。


人の妄想は本当に怖いです。

勝手にストーリーを作って決めつけて。

決めつけられた方はたまったもんじゃありません。


余計なお世話…許されない事もある

余計なお世話をする人がいますよね。

まず確認すること!ほんとこれ大切です。

良かれと思ってるのは自分だけです。

善意でも結果によっては他人の人生が壊れることもある。

善意だったらなんでも許されるわけではないです。


似たようなことに巻き込まれた経験があるので

逆に自分がマーサにならないように、

ちょっとしたことでもなるべく聞いて確認を取るようにしています。

思い込みが一番怖い。


「善女」なのか「魔女」なのか

マーサはこの青年がどれほど喜ぶだろうと浮き浮きするところが切なく、

自分のしでかしたことに落胆します。

落胆せずに自分は良いことをしたんだ、

悪いことはしてないって開き直る人もいますから。

まだこのパン屋さんは救いがあります。


喜ぶことをしたかったのなら

同じパンをいくつかラッピングをして『おまけです。』と言って渡せば良かったんですよね。

青年と話すきっかけにもなったでしょうし、そのときにパンの本当の使い道もわかったかもしれません。

それにバターで、もし乳製品アレルギーがあったら大変なことです。

自分の妄想の中だけ『善女』でも他人にとれば『魔女』。


青年から見たマーサは確実に『魔女』でしょうね。🍎