遺言書 揉める? 夫が書いていたら もう一度見直しも…
遺言書あると揉めないは本当? 『遺言書書いていたほうがおすすめですよ』 『残された家族が揉めないように準備しておきましょう』 な〜んてことよく聞きます。 でも遺言書があることで余計に揉める事があるんですよと 何度も遺言書のある相続を経験した者として 声を 大 にして言いたい。 遺言書を残しておかないといけない場合 遺言書の役割は 法定相続人ではない人に財産を残したい(内縁の妻など) 遺留分放棄をしている相続人がいる(生前に遺留分放棄を家裁に許可されている) 家業があり一人に財産を集中したい など法律上遺言書を必要とする状況がある場合に発揮されます。 この場合は作成するべきだと思います。 内縁の妻の場合は必ず書いていただかないと生活が困ります。 そうではなく、 なんとなく遺言書ってあったほうがいいのかな〜 で書くと形式的に整っていれば法律上有効なので 相続人はそれに縛られます。 その文言一つで揉めるんですよね。 なぜ揉める? まず書いた時点での状況と死んだ時点での家族の状況って違いますよね。 みんなの健康状態や経済状況…数年で全く変わります。 住む家は必要だろうから「妻には家を」と考えて書いていても 当の本人(妻)は 「固定資産税も払わないといけないし 古い家だから修繕費もバカにならないし… もう老人ホームに入りたい! お金のほうが良かった😡」 なんてことになるかもしれません。 遺言書を書くときにはそれがベストでも 年月が経つと諸々の事情って変わります。 あと法律も改正します。 特に税金関係の法律はよく変わります。 毎年と言っていいほどに何かしら変更があります。 遺言書を書いたときに色々調べて 相続税も安くなるように なるべく負担が軽くなるようにと考えて書くと思います。 税理士さんや弁護士さんに依頼しても、 今の法律で一番有利になるように考えてくれると思います。 でも税制が改正されて、作成した時には無かった有利な制度ができるなんてことも あるんです。 もっと考えて書いてくれればいいのに… と納める方としては不満が出ます。 新しい配偶者居住権 直近だと新しい制度で 配偶者居住権 ができました。 使い方によっては相続税が安くできるようです。 既に遺言書を書いていれば 今一度見直したほうがいいかもしれません。 (これも 今は 安くできそうなんですが変更される...