慈悲なのか? 復讐なのか?
鎌倉殿の13人
『鎌倉殿の13人』 終わってしまいました。
三谷幸喜さんの脚本はやっぱり面白い。
演出も出演されていた俳優さんたちの演技も素晴らしかったです。
慈悲の心?
政子が義時に薬を渡さず
そのまま義時は亡くなってしまった…
ネットではあれは慈悲の心だろうと言う声が多いようですが、
私は母親目線で言うと復讐心の方が大きかったように感じました。
復讐心?
だってずっと自分の子は病死したと言われていたのに
ぽろっと殺された人たちの中に名前を挙げたんですよ。
それも自分が指示を出したと白状する。
「嘘を吐くなら ついた嘘は覚えておいて。」
もう はらわたが煮えたぎるどころか
母親にしてみれば刃傷沙汰案件ですよ。
なにも命まで奪うことは無いじゃない。
その上 後白河法皇の孫まで粛清しようとしている。
鬼なのか?
この目の前の男はもう鬼なのか?
これ以上小さな子の命を奪うことは止めなければ…
と思ったのでは?と
勝手な解釈ですがそう思いました。
薬を床にこぼす
政子が薬を床にこぼすシーンでも
こぼれた薬をなめようとしたその時に
さっと袖で拭いてしまいます。
義時にすれば
薬を取ってくれと頼んだのに
薬をこぼされて衝撃。
それでもなお這いつくばって床を舐めようとする所を
袖で拭かれて絶望。
別に薬を隠すだけでもいいのに
そのまま目の前で薬を床にこぼす。
これ以上ない残酷さを感じましたね。
これ以上もう罪を重ねなくていいですよ
「ご苦労さま」とは言いますが
もう生かしてはおけないと言う心情だったのではないでしょうか。
来年の大河は
さぁ来年の大河は『どうする家康』です。
またまた楽しみです。